
大学生の頃、池袋西武でアルバイトをしていました。
流通に身をおいたことがある人はおわかりだとおもいますが、同じ音楽が繰り返し店内に鳴り響きます。つまらない音楽ですと気が狂いそうになるところですが、西武は忙しかったのでそんな暇はありませんでした。みんなバブルで豊かでした。
ある年のクリスマス商戦のとき、テーマ曲はクリス・レアの「Driving Home For Christmas」。開店から閉店まで、それはもう浴びるようにどっぷりと耳にしたものです。しかし山下達郎でもWham!でもなく、クリス・レアというところが流石がセゾン。安易なポピュリズムには落ち着かない。
オシャレというにはクリス・レアの声はしゃがれています。しかしコレが実にいいんだなぁ。切なさがいっぱい。このときから私にとってクリスマスソングといえば「Driving Home For Christmas」です。毎年必ず聴きたくなり、長年しつこく聴いています。とはいうものの最近はオーディオを休んでおり、もっぱらYOUTUBEで済ませているのですが…。
YOUTUBEではドライバー視点で、雪降るなか我が家にクルマを走らせている映像が流れるのですが、音にマッチしたこの絵も良い。CDをカーステレオで流して、リアル「Driving Home For Christmas」を愉しんだりしたものです。
さて今年も「Driving Home For Christmas」を味わう時期になったと思ったら、クリス・レアの訃報が届きました。
私はクリス・レアの熱心なファンではありませんでしたが、「Driving Home For Christmas」は私の琴線に触れる曲でした。なんとも言えない喪失感を抱いております。謹んでご冥福をお祈りします。