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ZOOM RT-223 はとても優秀なリズムマシンで、内蔵電池の消耗を気にしながら愛用しています。

しかし問題が一つありまして、パワーアンプが非搭載なのでパワードスピーカーが必要なのです。

最初は不要のパソコン用の外部スピーカーや bluetooth を用いたワイヤレススピーカーで鳴らしていました。しかし真空管アンプの音圧に負けてしまい、思ったようには鳴ってくれません。
やはり安いトランジスタアンプを買うしかないなと結論づいて、あれやこれやと検討しました。

将来性を考えると(Artuiria Drumbrute が欲しいなぁ)キーボードアンプが良さそうなのですが、これまたデカい。ブギーのアンプがデカいことで狭くなった部屋には入れられません。

サイズ的には、既に売却してしまった ヤマハの THR10 がベスト。う〜ん、基本的性能が抜群に良かったので買い戻そうかなと思うほどでした。

考えあぐねてメルカリを覗いていると、Rolandの MICRO CUBE が目に止まりました。なんだかとても気になります。出品者の方とのやり取りでお値段も安くしていただいたので、購入してしまいました。

届いたお品は予想に反して元箱に入っていました。しかし埃まみれで薄汚れていて、足のゴムもなかったりの状態でした。

そこでアンプ全体の埃を払って丁寧に磨き、欠損していたゴム足も島村楽器で注文して装着しました。
これだけで購入価格以上の風格が漂います。

(以前、中古で購入した薄汚れた Roland の JC-20 を売却したときも、壊れたロゴプレートを新しく付け替え、自動車のダッシュボードを磨くための Armor All でキレイに拭き上げたところ、「美品で感激しております」と感謝されました)

早速音出し。うん、いい按配で鳴ってくれている。バスドラも力強いし、ハイハットも煩くない。
そこでハッと思いついたのは「ギターを繋いだらどうかな」。

そもそもギターアンプにも使える品物です。案の定、ギターをつなぐとJC系のアンプの音がします。私はJCの音が嫌いではありません。
更にMooerのマイクロプリアンプ 008 を挟んでみます。
なんということでしょう。隣に鎮座しているブギーのようなサウンドが鳴り響くではありませんか。

防音対策をしているといっても、オーディオを爆音で鳴らすのとエレキギターを爆音で鳴らすのとでは「意義」が違います。

私の決心は速かった。「ブギーを売ろう」

以前の Fender PRINCETON REVERB 同様、嫁ぎ先は直ぐに決まったので、元箱にもどし、厳重に梱包を施して売却してしまいました。連絡によれば、三代目のオーナーも素晴らしい音だと感じてくれたようです。

ブギーがいなくなった部屋は、再び広くなりました。売却して得たお金はオーディオのメンテナンスの費用に回る予定です。 

それで済めばいいのですが、やがて不満が高まり、 JC-22 を懲りずに購入する予感がします。