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いろいろな意味で危機が迫っています。  

うちの奥さんは地震雲を見て取れる能力があるのですが(かなりの的中率を誇ります)、先日の道南の地震に続き、関東地方に近々大きなものが起こるようです。 

老犬チワワんこは毎日点滴をしています。本当に命を削って生きています。死ぬときぐらいは美味しいものを毎日食べさせようとしていますが、ここにきて結構な偏食ぶりを発揮しています。食べたそうな目つきで足元に寄ってくるので、あれこれと差し出すのですが、ふんふんと匂いを嗅いでぷいっと横を向いてしまいます。お気に召さなかった「美味しいもの」は、お溢れを虎視眈々と狙っているペキニーズとポメラニアンとに無用の闘いにならぬよう注意深く分け与えています(ダックスもお溢れには興味があるのですが、私を嫌っているので呼んでも来ません)。 

私は酷い頭痛と働かない思考能力とに苦しんで時間をただただ浪費しています。この正月はだいたい寝ているかお酒を飲んでいるか。オーディオを聴く気にもギターを弾く気にもなれないのは辛い。苦しいときに愉しいことをしてはいけない。脳みそが誤解する。  

ワンコの治療代や私の休養による減収で我が家の経済状況は厳しさを増していて、経済危機の警鐘が昨年半ばから鳴り止まない。

こんな状況にも関わらず、マッキンの修理代で15万円、Wadiaは12万万円が必要になっています。修理代ですからローンは無理。耳を揃えて現金を用意しなければなりません。これもお金がないからとぐずぐずしていたら、限りある技術者が引退してしまう危険性があります。

仕方がないので、緩和政策の一つとして30年以上続けていた怪獣フィギュアのコレクションも売却し始めました。怪獣文化を支援する力は、私にはもうない(フィギュアに日々積もりゆく埃による健康被害の問題も大きい)。 

ぐずぐずしていたら何もかも失ってしまう。本当に大切な物事を見極めて、大切な物事を守る行動を取らなければ…。

 閑話休題 

私の高校時代、美術部内でのアイドルは原田知世でしたが、本当は私は宮崎美子さんが好きでした。実際に妹がいたせいでしょうか、美子さんのようなしっかりとした「お姉さん」が好きでした。

当時連載されていた「めぞん一刻」の響子さんは、私には宮崎美子さんがイメージでした(後年「めぞん一刻」が映画化されたとき、「朱美さん」に美子さんがキャスティングされたのには驚いた。さらに「響子さん」は石原真理子だったり、更に後年のテレビ化では「朱美さん」が高橋由美子であったりと、原作への理解と愛情が感じられないキャスティングへの見識を疑ったものだった)。
後年のNHKの銀河テレビ小説「やどかりは夢を見る」で下宿屋を仕切る美子さんは、まさに理想の「響子さん」だった。もう一度フィルムを見たいものです。

 美子さんはバブル当時の女優さんらしくアルバムを数枚出していて、デビュー作の「Mellow」を私は愛聴しています。 
下手ではないのですが表現力が乏しくて、収録されている曲がほぼ同じに聞こえてしまうのはご愛嬌。その中で、坂本龍一の曲はとても個性的なアレンジで耳に残ります。  
しかし私としては歌の巧さヘタさを超えて「宮崎美子さん」が一所懸命歌っているといった事実が重要であり、愛聴し続ける価値を保ち続けているのです。  

後年、結婚・離婚をされたり、改名してみたり、クイズや漢字の女王になってみたりとテレビ界での活躍を眩く見つめるものの、所謂平凡な幸福とは言えない彼女の人生を複雑な気持ちで見守っています。
 
父親から早稲田大学への進学を了承されなかったので地元の熊本大学法学部を卒業した美子さんはきっとこう答えるだろう「いいじゃない、今が幸せならば」。 

迫りくる危機を迎えるにあたって必要なのは、あれこれと杞憂をして立ち止まるのではなくて、前に進んで「今の幸せ」を強く実感することだと、美子さんの一所懸命な歌声を聴きながら思っています。