せっかくプラグをもカバーできる熱収縮チューブを購入したので、全てのオーディオ機器に給電しているアイソレーション電源 / CSE TX-2000 の電源ケーブルのプラグにも、手を加えた上で処理を施しました。

純正品はなんだか安っぽさ満点だったので、根岸通信さんに無理を言って特製ケーブルを作っていただきました。この特製ケーブルの電源プラグを、CSEの200V用壁コンセント CSE CON-V に刺すための 200V用の電源プラグ / CSE RAP-2 に、道具を碌に持っていなかった私が換装しました。
もう15年も前のことになるのですね。

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銅の太い撚線を2本束ねてネジに固定するのはとても難儀だったようです。改めて見ると、無理矢理な素人作業なので仕上がりがとても雑で、よく火災事故が起きなかったものだと思います。

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今回導入した、フルテックのFP-209-10(R)です。こうした用途のYラグの存在は知りませんでした。先日、別件でヨドバシカメラのサイトを調査をしているときに発見しました。

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万能電工ペンチでカシメようとしましたが、キレイにできません。四方八方から無理矢理に加圧して、なんとか固定できました。

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素手で作業したので、手垢を除去する意味もあって接点処理剤を塗布しました。以前は接点No1/熱研 でしたが、この何年かは、もあれプラチナPlus/Ge3 を使用しています。

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コンセントのブレードとYラグとを接続します。これで確実に結線できました。念の為、Yラグと導線はビニールテープでそれぞれ巻いておきました。

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プラグを装着し、熱収縮チューブの処理を施して完成です。

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プラグのブレードにはロジウムメッキがされているので、ロジウムメッキのYラグを噛ませても音はそんなに変わらないだろうと予想していましたが、半分当たりで半分不正解でした。煩くない程度に高音域が伸びやかになり、そのためか中音域の張りが良くなったように聴こえます。

今回も万能電工ペンチが大活躍でしたが、ワイヤーストリッパーにしろカシメにしろ必要な規格がなかったので仕上がりが雑になりました。やはりキチンとした工具は高価でも所有しておきたいものです。