Gibson ES-335 を入手しましたが、手持ちのギターアンプは Roland JC-20 でした。これでは余りにも不釣り合いです。グレードアップが必要だなと思慮していたときに、オークションで Fender USA 65  Princeton Reverb の限定品が出品されました。

通常の Princeton Reverb はルックスが黒いのですが、この限定品は白+オレンジ色の爽やかなトーレックスに身を包んでいます。
スピーカーユニットも通常ならば Jensen C-10R であるところが価格約2.5倍の P-10R が搭載されています。
状態は極上で、尚且出品価格は並といったところでした。

やはりこれも今逃したらもう手に入らないと思い、そのとき所有していたギターとアンプとを資金源にして落札してしまいました。 

しかし初めて所有した真空管アンプだったので、ソリッドに比べて取り扱いに手間がかかることに戸惑い、またボリュームの調整が難しくてちょっとしたことで爆音が轟いてしまういことにも不満が高まり、碌に使わないまま ES-335 と同じ時期に売りに出してしまいました。

直ぐに買い手が付き、購入価格とほぼ同額で引き取られました。つまりは無料で真空管アンプの勉強させてもらったようなものです。

Fender の音、JENSEN の音が、あまり自分の好みでないことを教えてくれたありがたいギターアンプでした。

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