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YAMAHA THR-10C はとても良いギターアンプでした。実機を見ずに評判だけで購入したのですが、サイズを超えた出音は実に素晴らしかった。
しかし、口径の小さなスピーカーの音圧は物足りないものです。やがて「もう少し大きな口径のスピーカーでもっと豊かな音量を鳴らしてみたい」といった欲を掻きだしました。

THR-10C や MOOER の真空管アンプのモデリングの音で弾いていると、やはり本物の真空管アンプを使ってみたくなります。
ネットで検索してみると、Bugera V5 なる出力5Wの真空管アンプの評判が頗る宜しいのですが、取り扱いのサウンドハウスでは品切れを起こしていました。

そんな折メルカリを覗いてみると、ちょうどスピーカーユニットを JENSEN に、ケーブルを Belden に、そして真空管をGrooveTube にと基本的なモデファイを施している Bugera が出品されていました。

適価だったので、迷わず購入しました。

届いたアンプを鳴らしてみると、こぢんまりとはしていますが Thr-10Cでは体感できない底力のある音が出てきました。ここで満足できればよいのですが、JENSEN C8R-4 のキラキラした音がどうしても気に入らない。もっと腰を落とした太ましい音にしたい。

ヒントを求めて再びネットで検索すると、アメリカにある Bugeva V5 のフォーラムを発見しました。翻訳しながら読んでいくと、とても興味深い実践が幾つも掲載されています。

先行実践に倣って、各パーツを毎月のように少しずつ換装しました(所謂「玉転がし」も経験しました)。Bugeva V5 は手塩にかける価値のあるアンプです。パーツの傾向を熟慮しながら交換すると、ますます自分好みの「良い」音に変貌していきます。

結果、

プリ管 Tung-Sol 12AX7
パワー管 Groove Tube EL84S(rating 10)
スピーカーユニット Eminence 820H
スピーカーケーブル Belden #9497
電源ケーブル アクロテック+フルテック(ロジウムメッキ)

といった、豪華な布陣のモデファイが組み上がりました。

しかし手を入れれば入れるほど、コストがどんどん嵩んできました。気がつけば本体価格以上の金額を費やしているではありませんか。しかもコンデンサーの追加だ除去だといったモデファイしたいところがまだまだあるときている

そんなとき MESA-Boogie の中古美品が、アナログレコードを処分して得たお金と同じくらいの額で売りに出されました。
グズグズ考えている時間はありません。エイッと決断して買い替えてしまいました。

私が予てから欲しかったアンプは MESA-Boogie でした。本命があればそれでもう十分です。そして本命にはメンテナンスは必要ですが、モデファイは不要というのが私の考えです。

モデファイの楽しさを教えてくれた Bugera は、MESA-Boogie を購入する貴重な資金の一部になりました。