CDプレーヤー / Wadia850 の電源ケーブルにはMITのShotgun AC2 を使っています。
オーディオ熱でうなされていた頃、いろいろな電源ケーブルをとっかえひっかえして検討したのですが、Wadiaには Shotgun AC2 が勢いと切れ味とのバランスが一番取れていて最適だと感じたのです。切れ味だけなら ACデザインZERO1.4 ってのが凄かった。

おそらく、より高価なモノ(ESOTERICとか)や最新のモノ(PC-Triple C導体とか)などを丁寧に探せば、もっと気に入るケーブルは見つかるはずです。
しかし今のところ不満が全くないので、できれば「より良いモノ」を知らずに使い続けたいと思っています。

さて、この Shotgun AC2 ですが、重大な欠点があります。 MITの特徴でもある大きなネットワークボックスが、ケーブルの中で二つぶら下がっているのですが、これの重みでプラグとケーブルとの間に隙間ができてしまったのです。

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見た目にも美しくないし、何より危険です。ところがうつ病で音楽が聞けない年月を重ねるのと同じくして、オーディオにも無為無策の日々を重ねて今日に至りました。

カラ元気も枯れて、うつ病の底を長いことうち続けてきましたが、この頃ようやく生きる意欲が萌芽しました。

先日、仄かに立ち昇る意欲をエイッと括って、電源プラグを覆い尽くすことができる太い熱収縮チューブの型番をネットで調べました。

広島県の音光堂さんにネット注文した50cmの切り売りのチューブが届いたので作業開始です。

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適切な長さでチューブを切断して、プラグとケーブルをカバーします。

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ヒートガンは持っていないので、新富士ポケトーチで慎重に炙ります。炎の熱は 1,300℃にもなるので、グズグズすると耐熱チューブといえどもブスブスと焦げてしまいます。

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写真ではいい塩梅ですが、長すぎたのでコード側のチューブを切除しています。

早速試聴しましたが、音が激変などということはありません。Shotgun AC2 をこれからも安心して使い続けられることが一番大事。安心はプライスレス。