今日、午前1時20分過ぎ、愛犬のゴールデンレトリバーのナナが逝去しました。13歳でした。大型犬にしては長生きでした。
一昨日、仕事が入っていた私に「日曜日はドックランに連れていこう。私も海が見たい」と妻が言うので、日曜日は早朝に家を出て、自動車で石狩市の樽川公園ドックランにおちびも連れていきました。チワワんこだけが社交的で、ナナとダックスは終始私か妻にべったりです。それでも最近妻にべったりのナナは私について歩きます。「昔みたいだねぇ」と私はナナに呟きます。リードなしで久しぶりに私に寄り添って歩くナナ。
しばらくよそワンコとの交流もしてから小樽の海岸に行きました。ナナは紋別にいたとき以来ですから10年ぶりの浜辺です。ナナは波に足を洗われたり、おちびは天然のわかめに体をこすりつけたりとそれなりに楽しそう。息苦しくて体調がおもわしくない妻も少しは楽になったようです。その後90分ほどかけて自宅に戻りました。わんこも私たちも疲れて昼寝です。
夕方妻が「ナナがおかしい、起きて!」と声をかけました。たしかにナナがぐったりしています。四肢に力が入りません。「私が遠出をさせたから」と自責する妻に「久しぶりで疲れたんだ」と私。
そのままぐったりの状態でしたので、私はその晩は居間で寝ることにしました。
消灯してからしばらくして、横で寝ているナナが呻き、足が痙攣し始めました。慌てて妻を呼び、二人でナナを見守りました。何度も脈が速まり呼吸が荒くなるナナに「もうがんばるな、楽になって良いんだよ」としか声をかけられませんでした。2時間近く経ち、再び大きく呻いた後ぐったりしてしまいました。さっきまで激しく打っていた脈はかすかなものになりました。妻が私にナナを抱きしめろと言います。私はナナを抱きしめました。やがて呼吸と脈が止まりました。時間は午前1時20分を過ぎていました。
その日は二人とも仕事を急遽休み、近所の霊園で火葬していただきました。遺骨は思っていたよりもかなりしっかりしていました。無理な生活をさせていたわけでなかったようなので、すこし安心しました。
帰宅してから、とりあえず遺影と香炉を用意してお線香を捧げました。北海道の一軒家なので東京などにくらべれば広い家なのですが、ナナがいなくなるとなおさら広く感じます
ナナには「さよなら」は言いませんでした。
「ありがとう、おまえのおかげで辛いときも楽しく過ごせたよ、酷い飼い主でゴメンね。妻が優しくしてくれて最期は幸せだったね」
とりわけナナを可愛がってくれた妻が泣いています。
「ナナは満足したから逝ったんだよ。最期までナナを愛してくれてありがとう」
以前のブログを見て元気になったのかな?と思っておりました
命は儚いですね
改めて実感しました