d339b947.JPG竹内先生には大学の「倫理学」「日本思想史」でお世話になりました。ゼミ生でもないのにレポーターまでさせていただきました。この経験がぼくの卒論(丸山健二の作品にみられるワンパターンの構造)に欠けていたアイデアを発想させました。
今回読み終えたこの論文集は、ぼくの不勉強のため出版されてから四年も経ってしまっていました。さらに簡単明瞭な問題および文章ではないので、さらさらと読むことが出来ず、読了まで随分長い時間がかかりました。
内容は「みずから」と「おのずから」は、「自然と」「自分から」とその湧きどころが異なるにもかかわらず、共に「自ら」する曖昧さの中に日本人の倫理意識を探るといった日本思想文化論です。
このテーマは大学の講義で取り上げられたものであり、長い時間をかけて結実され、再び竹内先生の口調により再考できることは大変喜ばしいことです。

この連休は肩を寝違え、頸がかちこちに張ってしまい、いつもどおり寝たきり中年でした。まぁ、窓の外は雪景色なので街に出かける気持ちもないのですが…(^^;