c2675e43.JPGきんたこは鈴木孝夫の著作は大好きで、入手可能な安価な著作はだいたい揃えています。ぼくの言語観(いや思想かな)に多大な影響を与えている人です。今回、田中克彦との対論(!)ということで購読したわけですが、「対論」ではないですね(^^;ぼくは「てめー、ぼけ!だからダメなんだよ!!」といったバトルを期待したのですが、ホストの田中克彦がゲストの鈴木孝夫の思想を導くと言った内容でした。鈴木ファンとしては既に言及されていることが大半なので「再確認」といった点で有意義でしたが、初めて鈴木孝夫に触れる人にはどうかなぁ〜と思います。
実は田中克彦の著作は「ことばと国家」「言語学とは何か」しか読んでおらず、しかも随分前にそれぞれ一度読んだきりなので改めて田中克彦を読もうという気になりました。
しかし二人してソシュールもチョムスキーもばっさり斬ってしまい、しかも「言語学は科学ではない!」と言われてしまうとなんだか(´・ω・`)と言う気になりますなぁ〜。