吾妻ひでお氏のマンガが大好きです。
小学生の頃は吾妻氏の「ふたりと5人」と、とりいかずよし氏の「トイレット博士」に夢中でした。
高校生になると、吾妻ひでお氏に本格的にのめり込みました。模写に毎日励み、吾妻氏の絵の魅力を習得しようと試みましたが結果としては無理でした。鉛筆のレベルまではなんとか真似できますが、ペンタッチが駄目なのです。高校生の私はデザイン志向が強く(文学部か美術学部かに行きたい困った生徒でした。結局は国文学科に行きました)、とり・みき氏のようにロットリングを愛用しており、強弱を表現するGペンが上手に扱えなかったのです。
吾妻氏の作風は多様なので代表作を挙げるのは難しいのですが、私的には「るなてっく」「チョコレート・デリンジャー」そして「スクラップ学園」が三傑です。「みだれモコ」「シャン・キャット」「ネムタくん」「ぶらっとバニー」なども外せませんが、ストーリーと絵柄の絶頂期の作品群としては「スクラップ学園」が白眉でしょうか。
「スクラップ学園」は、関連書籍か出るたびに入手はしてきましたが、今回の書籍は完璧版と断言できるものです。
全話収録は当然のこと、「ミャア官3」はできたにせよ、同人誌版の「ミャア官」の収録は秋田書店ではできなかったでしょう。私も同人誌版を入手するのに以前奔走しましたが、願いは叶いませんでした。
詳細は後日記述すると思いますが、ローンを組んでコンピュータを一新し、液タブまで導入してイラスト修行を始める私の目的は、吾妻ひでお氏のイラストの模写です。
いつの日か、吾妻氏のリスペクトイラストをpixivで発表するぞと、生きる意味の模造計画を企てています。