きんたこブログ

オーディオとギターとを愉しんでいます。

2018年12月

何度でも新しく生まれる / MONDO GROSSO

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今年も押し迫りました。

今年は心身共に綱渡りで取り組んでいた業務のまとめの年度でしたが、上司の現場への無理解な発言と強要から精神的に瓦解してしまい、思考力の喪失による長期休養および業務からの離脱、それ故の職務への無気力化と酷い体調不良とで散々の年でした。 

長期休養をしたので、うつ病であることを隠す必要もなくなりました。業務はやりたいこと・やらなければならないことではなくて、できることしかやれなくなりました。昨年度の半人前以下の仕事量です。

仕事ができない分、神様へのご奉仕とわんことの触れ合いとが増えました。
毎朝、神棚に神饌を捧げて祝詞を欠かさずに奏上しています。
わんこは、ぶすけ君が虹の向こうに突然渡り、老犬チワワんこが余命を削って生きています。今元気なワンコたちも、私の定年時には生きていないことに気づいて改めてショックを受けています。だからこそ鈍い犬でも分かるようなあからさまな愛情表現をして「今」その時を可愛がっています。

スピリチュアル的にはどこか成長した年だと信じたい。そんな一年でした。

明日は大晦日。家族宴会の日です。本州とは異なり、北海道では大晦日はお寿司とご馳走(うちでは霜降りのすき焼き)を食べる日です(え?年越しそばはいつ食べるの?)。奥さんの実家で酔っぱらってきます。

と、言うわけで(?)今年最後に聴いたCD。

MONDO GROSSO の「何度でも新しく生まれる」。

音楽そのものに久々に感動したCDです。
ある日、ラジオからUAの「春はトワに目覚める」が流れて、おおっと耳を奪われました。恥ずかしながらMONDO GROSSOもUAにも興味がなかったのですが、この日以来MONDO GROSSOをyoutubeで張っていたところ「ラビリンス」 のMV・PVですよ。
もう完璧に耽溺してしまいました。こんなにも美しい曲は今日ような日にこそ聴きたい。

世の中には、幸福にさせてくれる合法的な「クスリ」がまだまだ満ち溢れています。

大金を払って安易に逃げるのは簡単です。しかし至福への扉は密かにそして健全に開けられています。その扉を探そう。

そう思いながらも今日も酒を飲んで耐えられない頭痛から逃避しています。

VISTAマシンを扱き使う

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ホームページの移植・改築作業に思いのほか時間を取られています。ページの単純な引っ越しはあっさりと完了したのですが、新装開店とばかりに現状に合わないところの改変、潰したページの復活、新しいコンテンツの導入などやり始めると際限がありません。

今までは、とてもとても古いホームページビルダーだけを使って、切り貼り感覚でホームページを作っていました。今回は姿勢を改めて、ホームページビルダーで大凡を作った後に、htmlとCSSについての本を参照しながらエディターで数値と構造とを確認しています。

勉強ついでにブログのタイトルと背景を自作してみたり、Photoshopで画像を加工してfaviconを作ってみたり、エディターでsitemap.xmlやrobots.txtを書いてみたりと、理屈はわからないまま書籍やgoogleの指示のとおりに作業を進めてみました。コンピュータは無理解故に失敗しても、理解を深めて再挑戦を繰り返せば「正解」に辿り着くことができます。うまく作動したときの達成感はとても強く、嬉しいし愉しい。

中古ですが、ペンタブレットも久しぶりに購入しました。幸いなことにCLIP STUDIOのライセンスが残っていたので、イタズラ書きも練習し始めました。思ったようにペンが動かないのですが、やっていてやっぱり面白い。15年ぶりにきんたこ通信を再開しようかな。

溜まったデータの整理をしているうちに32GのUSBメモリと16GのSDカードの不調が判明したので、32GのSDカードを仕方がなく買いました。VISTAマシンにWIN7を走らせて、古いソフトウェアに鞭打ってあれもこれも行っています。新しいマシンとソフトウェアがそろそろ欲しいところですね。
DOSの頃に比べれば格段に安くなりましたが、コンピュータはお金がかかるものです。

しかし、自分がイメージしたモノを実際に目に見えるカタチに整えることは面白くて愉しい。取り掛かると時間が経つのを忘れてついつい没頭してしまいます。本業がうまくいかないのでなおさらです。

最終的にはスマホでも閲覧しやすいデジタル個人誌を目指しています。

blue easy sleep / AVAC meets satomi kihara

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Amazonに功罪あるのは事実ですが、ことリユースに関しては功績は大きいでしょう。

古本や中古レコードは以前から市場がありましたが、当然のごとくかつて売れたモノばかりが商品棚に並び、レアモノは本当に手に入りませんでした。所有者がその希少価値に気がつかないで杜撰な処分をしてしまったからでしょう。私もそのうちの一人です。もう二昔前になりますが、釧路や紋別では転居の度に、結構な量の価値ある書籍やマンガを無償でバザーに提供しておりました。
札幌に転居しても、生協のリサイクル置き場への無償提供を暫くは続けました。何冊かの単行本を置いた途端に、控えていた老人が奪い合いを始めたこともありました。あれには驚いた。

今では書籍やCDは、妻に渡してメルカリで売っています。
カウンセリングやコーチングの専門書などでも売れるのですね。
儲けは考えない廉価な価格設定にしているせいか、捌けています。十分な廉価でも負けろと粘る人には閉口します。

閑話休題

先日、AVEC meets Q.TEEのCDを久しぶりに聴いたのですが、やはり良かった。フレンチポップスは不勉強なのですが、高浪敬太郎のメロディは、甘すぎず、かといって辛くも暗くもない感じがいじらしくて切ない。AVECのその後の情報はほとんどなく、「Quiet Rooms Songs For Couples」を入手したぎりになっていたのですが、今回のことから思い立ってAmazonで検索してみました。するとAVEC meets プロジェクトのCDが何枚かヒットしたのです。求めやすい値付けだったのでぽいぽいとカートに気軽に入れて注文しました。そして幾日も経ずに着荷しました。

これが当たりました。
「blue easy sleep」は、ピチカート・ファイヴのサポートメンバーでもあったキーボーディストの中山努が、東京パフォーマンスドールの木原さとみをフューチャーしてのアンビエント系の作品なのですが、これが気持ち良い。アンビエントが苦手な私でもついつい引き込まれてしまいます。

ただし「love me tender」をリミックスとはいえ2曲入れる必要はなかったのでは?
少なくとも私は退屈してしまいました。

もう活動を休止してしまったプロジェクトのCDは、追いかける愉しみがない代わりに落ち着いてその世界観を味わうゆとりに満ちている。

今後の10年は予想だにできない。CDそのものがなくなる前に、豊潤な鉱山を買い占めることも大切だけれども、その遺産を再生するWadia850も、広島県の山手サービスさんに完璧にメンテナンスしてもらわないとなぁ。

YAMAHA THR10C

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せっかく入手したFender Princeton Reverbでしたが、ボリュームが少し動いただけで爆音をたてますし、初めての真空管アンプだったので必要以上に扱いに慎重になってしまったりと、気軽に使うことができません。

次第にフラストレーションが溜まりだしました。

以前、Amazon のレビューに釣られて VOX の Pathfinder10 を購入したことがあります。本体は軽いし小さいし、おまけに値段も安いしとお手軽な要素に満ちていたのですが、音に潤いがなくてパサパサしているというか、いくらエフェクターを通すにしても素朴過ぎて面白みが全くない。これは使っていても楽しくないからと自分の腕前は棚に上げて、人に譲ってしまいました。

価格的にも性能的にも納得のいく小型アンプをとじっくり時間をかけて検討しました。情報を丁寧に掬った結果、YAMAHA THR10 が候補に残りました。本当はノーマルタイプのTHR10のベージュの色合いが好みだったのですが、どうせエフェクターを噛ますのだからとクリーン専門の黒いTHR10Cを選択しました。

実際に音を出してみると、スピーカーの口径以上の豊かなサウンドが鳴り響きます。爆音を出さなくても満足できる密度の濃い音質です。空間的な広がりも申し分なく、弾いていて楽しいアンプでした。モデリングされたアンプをいくつも選べるのですが、ツマミはだいたい DELUXE か CLASS A でした。これならノーマルでもよかった。

これにMOOERから出て間もないデジタルプリアンプを繋ぐと好みのサウンドが出てきました。
このMOOERのプリアンプは実に良かった。ブギーモデルの008とフリードマンモデルの012を持っていましたが、フリードマンモデルはクリーンもドライブも最高に良かった。ドライブの音は木目がとても細かい素晴らしいサウンドで、実機が本気で欲しくなったほどでした。

愚人は小さな困難を克服すると、もう少しどうにかならないかと大きな欲を掻いてしまいます。

私も、トランジスタではなく、とうとう真空管アンプでギターの音を出したくなってしまいました。

しかし、今までの数多くの失敗から「小型軽量小ワット」のアンプが最低条件であり、なおかつ経済的な問題から安価であることも加わります。

そんな都合の良いモノなんかあるかと思いきや、Bugera V5 という素性の良い、理想的な小型真空管アンプを見つけ、入手したのでした。
livedoor プロフィール

きんたこ

オーディオ・ギター・怪獣が大好きな、文学崩れの鬱々おじさんです。毎朝、ひふみ祝詞を奏上して、納豆・バナナ・ヨーグルト・リンゴ黒酢を義務感の如く食しています。

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